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岩惣の6尾の錦鯉と石亀の捜索願

2024年04月22日
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桜の花見もひと段落して、ぽかぽかと暖かく穏やかな日を満喫できる季節となり、より一層に島内は活気づいてきました。

こちらのブログを書いている筆者は、よく海外からのお客様にお尋ねされることがあります。

「ロープウェイに乗りたいのですが」

「牡蠣を食べたいのですが」

「厳島神社は何時まで参拝できますか」

多岐に亘りますが、こんなに素晴らしい天気でしたら、何でも叶うような気がします。

さて岩惣には美しい日本を感じられる風景の一コマがあらゆるところにあります。

紅葉谷公園内に佇むだけあり、清らかな水の音と新緑の力強さは五感に訴えかけるものがあります。

そしてこの空間になくてはならないのが「6尾の錦鯉」です。

岩惣の玄関前に小さな池があるのですが、そちらには6尾の錦鯉がいます。

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弥山へ行く沢山の方がこの池の前を横切るのですが、皆様一旦足を止めてご覧になっています。

また海外の皆様はこういった鮮やかな色の錦鯉を見ることが少ないでしょうから、よくこの池の錦鯉の写真を撮られます。

諸説ありますが鯉は幸せのシンボルの魚です。

●長寿

●出世

●金運

その他も様々な幸せの助けをしてくれるとのこと。

岩惣がいつも多くのお客様からお選びいただいているのは、この錦鯉さんたちのおかげかもしれません。

池に近づくと「餌をくれるのかな?」と、ぐんぐん寄ってきます。

ご宿泊客のお子様には錦鯉の餌を差し上げていますので、お立ち寄りください。

錦鯉さんたちも今日のような天気の日は、極上の気持ちで泳いでいるのでしょうか。

この6尾の鯉、小さいものでも20年以上この池に棲んでいますので、大きい錦鯉は40歳以上かと思われます。

また錦鯉にはその柄によって種類の呼び名があり、写真の中央右にいる赤・黒・白の色が代表的な「大正三色」、中央の赤・白が「紅白」、写真には映っていませんが、薄い金色の「山吹黄金」の3種の錦鯉がいます。

実は昔、この池には石亀が1匹棲んでいました。在来種のニホンイシガメで紅葉川に棲んでいた石亀がノコノコと岩惣の池に迷い込んで棲みついたものと思われます。よく中央の島で甲羅干しをしていたものでした。今から17年前くらいから行方不明になって、今なお捜索願を出している状況です。

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昭和初期の写真が見つかりましたので紹介します。同じアングルで比較してみますと石組みや石灯籠は少し変わっていますが、池の大きさは変わらず、当時から山からの湧き水を池に流し込んでいます。

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100年経っても宮島の原風景は変わらないと改めて感じ入りました。

植物と生き物の自然が今なおいっぱい残っているの宮島にぜひ足をお運びください。

 

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