宮島彫りの大きな机
- 2024年04月18日
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岩惣のロビーには大きなテーブルがあり、お客様をお出迎えいたしております。
こちらのテーブルの佇まいは重厚感があり、巧みな宮島彫りが施されています。
一度机を持ち上げようと試みたことがあるのですが、あまりの重たさでびくともしませんでした。
これらの美しい彫りを良く観察すると、数種類のお花があると気づかされます。
そのうちの一つは「牡丹」でしょうか、美しく凛とした姿で咲き誇っています。
ご覧になったお客様はその繊細な彫りに深く興味をしめして下さいます。
ロビーはお客様が岩惣にいらして一番最初に目につく場所、そしてお帰りになる際に一番最後に見る場所になります。
私たちはお客様へ綺麗な光景を含めた「おもてなし」をご提供させていただきたいと考えています。
さて、こちらの宮島彫りには深い歴史があり「神の島」こと宮島を支えてきてくれた大事な伝統工芸です。
宮島彫りの始まりは江戸時代の終り頃に遡ります。
宮島は材質が優れた木が収穫しやすく、木工芸品作りをするには適した場所です。
最初に製作されたものは、七福神の登場人物である「弁財天」様が持っていらっしゃる「琵琶」を真似た品物でした。
当時の島民たちはこの美しい宮島彫りを学び、創出して暮らしを立てたそうです。
神様が私たちに人間に生きるヒントを下さったのだと思うと、感慨深いですね。
宮島では宮島彫りが体験できる施設もあり、沢山の方々が芸術的な世界を身をもって味わっていらっしゃいます。
宮島彫りは宮島を誇る芸術作品です。
これからも多くの旅行者達を魅了させることでしょう。
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