■170年の歴史 江戸末期よりともに歴史を見つめてきた宿
嚴島神社への参拝は大鳥居沖の船上から社殿と弥山の霊峰を拝むのが主でした。
もみじ谷はその真裏、嚴島神社の御神体である弥山の麓にすわり、枯れることなく流れる清流をいただきながら、新緑の活力・渓流の涼・錦繍・冬の静寂と日本独特の自然のかすかな移りかわりを愛でる一大景勝地として多くの方の旅情をお誘いしております。
■大正から昭和にかけて造られ、1室1棟の平屋建ての4つの離れ
離れの客室は、大正から昭和にかけて造られ1室1棟の平屋建ての客室です。
火灯窓や欄間・格子・床柱といった細部の意匠に目をやれば、当時の工人の想いが蘇ります。
ロケーションはもみじ谷に溶けこんだ、水と緑と谷の静けさを満喫できるお部屋です。
■岩惣より徒歩三分 世界遺産 嚴島神社
太古の時代から、宮島の景観には人々が霊気を感じ、宮島自体を神として信仰の対象にしていました。社殿は、推古天皇即位元年(593年)に創建されたと伝えられます。
平清盛の時代には、平家一族の拝するところとなり、仁安3年(1168年)ころには社殿が造営されました。
この社殿群の構成は、平安時代の文化を取り入れとても優れた建築景観となっています。
■世界文化遺産 日本三景宮島
日本三景の宮島は、1996年12月より世界文化遺産の登録を受けました。昔から「神の島」と
して崇められてきた宮島は、美しい瀬戸内海に浮かぶ歴史と浪漫の島です。島の自然美と
人工美の調和に、きっと皆様の歩もはずむことと思います。
一室一棟の平屋建て、大正~昭和にかけて造られた純粋な日本の伝統建築の「はなれ」。
一室ごとに意匠の異なる昭和初期の木造建築の「本館」。
もみじ谷の自然を臨むロケーションの「新館」。
個々に趣の異なる客室からご自分の個性に合ったお部屋をお選びください。
京懐石で長年腕を磨きあげた料理長は、その伝統を受け継ぎながら、自ら吟味した新鮮な季節の食材を、繊細で創意を重ねる匠の技で渾身の一品に仕上げます。
美味しいものを、一番美味しく味わって欲しいというおもてなしの心と、五感で堪能できるお料理をお届いたします。
明治18年に掘った井戸水を一部の水まわりに使っていた際、先々代女将は「ここの水は肌がツヤツヤするのよ」と、申しておりました。
もしや、と思い調べてみたところ、地下わずか五メートルの水源ながらラドンを含んでいて、温泉となる発見に至ったのです。
源泉の辺りを若宮ヶ原と呼んでいた事から「若宮温泉」と名づけました。
日本情緒あふれる大広間「管絃」でのお披露目。
和の落ち着いた空間は、お招きしたお客さまと喜びを分かち合い、ご縁を深めていただけるようにとの願いから。
創業170年の岩惣ができることをひとつひとつ見つめながら、あたたかいおもてなしに努めてまいります。
お席は、伝統的なお座敷だけでなく、肩のこらないテーブルのお席にもできます。(お座敷で100名さま、椅子席で80名さままで)
お食事会のような小規模のご宴会にも間仕切りでのご対応をいたします。
少人数のご披露宴やお食事会には、自然と調和した美しい環境の中、宮島の匠が腕を振るった本格木造建築で、四季折々の風情が美しい離れ「錦楓亭」でのご用意もできます。(お座敷で20名さま、椅子席で13名さままで承りできます)
玄関母屋は明治25年からのもので、ロビーは昭和56年の改築時からのつくりです。
ウグイス、セミとカエル、スズムシの声、冬は静けさがここまでやってきます。
宴会場は新館の誕生とともに、それまでの木造の宴会場「臨渓閣」から「管絃」(百十五畳・お座敷で100名さま、椅子席で80名さま収容)へと生まれ変わりました。
現在は、本館・新館・離れと客室を設え国立公園に佇む旅館として多くのお客さまにごゆっくりとお過ごしいただけますよう日々邁進しております。
むかしむかし・・・
嚴島神社への参拝は大鳥居沖の船上から社殿と弥山の霊峰を拝むのが主でした。
もみじ谷はその真裏、嚴島神社の御神体である弥山の麓にすわり、枯れることなく流れる清流をいただきながら、新緑の活力・渓流の涼・錦繍・冬の静寂と日本独特の自然のかすかな移りかわりを愛でる一大景勝地として多くの方の旅情をお誘いしております。
それでは、ともに歩み続けてきたもみじ谷と岩惣のおはなしを、どうぞお楽しみください。
日本三景 安芸の宮島には、世界遺産 嚴島神社以外にも、まだまだ魅力ある観光スポットがたくさんあります。