岩惣に訪れた偉人の作品① 伊藤博文 『紅楓閣』
- 2023年12月30日
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これまで岩惣は、多くの偉人にご宿泊いただき、その折々に揮毫頂いた書などが残されています。
そのうちのおひとりが、初代内閣総理大臣の伊藤博文公です。伊藤公は、当館の資料では明治29(1896)年と同39(1906)年の二度お越しになられています。
今回は館内にある伊藤公の書をご紹介します。
玄関を入って右手しなやかで力強い書。
『紅楓閣』(こうおかく)
「紅楓閣」は岩惣の現在の本館建屋の名前です。現存する岩惣の施設のなかで最も古いこの建物は明治25(1892)年に建てられました。実は、この建物の名前を伊藤公に命名していただきました。
現在は通用口として使用しているガラスの引き戸が当時の玄関でした。
伊藤公は上の写真の2階の部屋にご宿泊されました。
ロビーにある座卓は、明治40(1907)年に伊藤公と後藤新平氏が対談で使用したものです。
今では大変珍しい、欅の一枚板で作られており、細かく美しい宮島彫りが施されています。
岩惣にお越しの際は、『紅楓閣』の書とともに伊藤公が眺めた景色を是非お楽しみくだ
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